施工計画書の作成ポイント(1)工事概要

施工計画書を作成していると、あれ?どう書けば良いのかな?など考えてしまったり悩んでしまうことがあると思います。ここでは、国交省 関東地方整備局の書類作成マニュアルを参考にして、施工計画書の「(1)工事概要」の作成ポイントを説明したいと思います。

 

工事名

契約通りの工事名を記載します。

 

河川名(路線名)

河川の場合は河川名を「一級河川○○水系○○川」と記載すると良い印象になります。

 

(参考資料)国交省管轄の一級河川の水系名などが載っているHPです

国交省 ホーム>政策・仕事>水管理・国土保全>統計・調査結果>日本の川

http://www.mlit.go.jp/river/toukei_chousa/kasen/jiten/nihon_kawa/index.html

 

国道の場合は「一般国道○○号」と記載すれば良いです。国道のことを○○号線とよく言いますが、正式名称には「線」は付きません。

 

(参考資料)関東地方整備局管轄の起点・終点などの一覧表です

国交省 関東地方整備局 ホーム > 道路 > 申請・届出 > 申請・問い合わせ窓口 > 国の管理区間及び国道事務所・出張所

https://www.ktr.mlit.go.jp/road/sinsei/road_sinsei00000021.html

 

工事場所

「自」「至」両方とも「○○県○○市○○地先」と測点「No.○○~No.○○」やキロ標「○○kp~○○kp」と施工延長「L=○○m」を記載します。測点やキロ標、施工延長が分からない時は記載無しでも問題ありません。また、測点や区間が無い時は、「自」「至」は記載せずに「○○県○○市○○地先」の一行の記載になります。

通常は、河川の場合は下流から、道路は道路起点からの順で測点をふります。(時々違う場合もあるので確認して下さい)測点の起点側が「自」で終点側が「至」になります。

 

工期

「自」に工期の始まりを「至」に工期の終わりを記載します。

 

請負代金

¥○○○,○○○,○○○円(内消費税の額¥○○, ○○○, ○○○円)と記載します。

発注者

工事を担当する事務所名と、監督する出張所など(監督官詰所、支所など)を記載します。

 

受注者

「○○建設株式会社」「○○建設株式会社 ○○支店」など契約書に記載されている受注者名を記載します。

現場事務所を設置する場合は「○○作業所」、設置を検討中の時は「後報」と記載すれば問題ないと思います。

 

工事内容

工事内容は公告時の「数量総括表」の写しをそのままで全く問題ありません。

後で、変更施工計画書や追加工事で施工計画が必要となりそうな時は、一度数量表を作成しておくと便利です。簡単な修正で済んだり、出来形数量計算書などに使えたりと何かと応用がきいて便利に使えると思います。

 

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